
私は趣味でネット小説に投稿を続けていて、もうすぐ十年になるか、ならないかぐらいになります。執筆活動を続けていると、奇をてらった構造にしてみようと挑戦してみたりしました(笑)
初めて執筆をした時、とりあえず他の商業小説の型と同じように【プロローグ】から書き始めました。みなさんも、多くがそこから始めていると思います。
書いていて別に、【第一話】や【第一章】から始めても問題ないような……? と思った方もいるでしょう。私も思いましたし、今でも悩みながら書いています。
そこで、今回は私なりの【プロローグ】は必要かどうか書いていきます。
・【プロローグ】必要か?
文学において、【プロローグ】は物語の始まりという意味になります。多くが世界がどういう世界で、主人公はこういう存在で~と書きます。そうして読者にインパクトを与えて文章の世界に引き込みます。
始まりという意味では、【第一話】・【第一章】でも問題はありません。
つまり、【プロローグ】は必ずしも必要ではありません。
では、なぜ商業作家の人も含めて【プロローグ】という枠を設けてわざわざ書いているの? という疑問が浮かぶでしょう。
私は導入部を書くうえで、【プロローグ】はキリがいいと考えます。ネット小説も商業小説も、【プロローグ】はそう長くは書かれていません。書かない理由として、いつまでも物語を進めずに長ったらしく世界設定を語っていると読者が飽きてしまうからです。
「世界設定とか書くのめんどいし、【プロローグ】とか書くのやめよう」
世界設定を書くのがめんどくさいという理由なら、私は辞めた方がいいと考えます。わざわざここは魔法世界で、ここには国があってということを懇切丁寧に書く必要はありません(書き過ぎると読者は敬遠しがちになります)。
ベストなのは主人公を動かしつつ、世界設定の情報が自然と見聞き出来るように書くのがいいでしょう。
・まとめ
【プロローグ】は必ず必要というわけではありません。ただし、序盤のお約束的な意味で主人公の存在や世界設定が自然と見聞き出来るようにした方が読者を引き込みやすくなります。
ここは作家のさじ加減で、好みになります。もしこの記事が参考になったら幸いです。
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